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電気めっき工程 - めっき後処理

August 9, 2023

1. 不動態化処理
いわゆる不動態化処理とは、ある溶液中で化学処理を行い、塗膜上に固体で緻密で安定性の高い皮膜を形成する表面処理方法を指します。不動態化によりコーティングの耐食性が大幅に向上し、表面の光沢と汚染防止能力が向上します。この方法は非常に汎用性があり、Zn、Cuなどをメッキした後、不動態化することができます。


2. 水素除去処理
亜鉛などの一部の金属では、電着のプロセスで自己析出に加えて、水素の一部が析出し、この水素の一部が皮膜に浸透し、皮膜が脆くなったり、場合によっては破損したりすることがあります。水素脆化といいます。めっき部品の水素脆化を解消するために、電気めっき後に一定温度で数時間の熱処理を行うことが多く、これを脱水素処理といいます。